冬の夜、何処へ行く

 今日は休日だった。昨夜食べ過ぎて、もどしそうになって一時目が覚め、また寝て12時頃起きた。
 土曜日の午後も開いている病院を調べて電話で問い合せて、浅草の方にある病院で健康診断を受けた。結果が分かるのは3月1日以降だということだった。終わったら御徒町まで歩いて、駅の高架下のそばやでカレーセット(富士そばのより小さかった)を食べ、山手線で池袋へ行った。 
 ところでアーケイドファイアというグループがいる。去年か一昨年、新宿タワーレコードの店頭で流れていたDVDの演奏に何か特別な力強さがあり、印象に残っていた人たちだった。それからしばらく聴いてみようと思っていてそのままになっていたが、今年になってやっと一枚目のアルバムを聴いたらよかった。他のアルバムもどうか、と興味を持っているうちに、最新作がグラミー賞を受賞したとニュースで知った。今日は、この人たちの2枚目のアルバムを求めてタワーレコードに寄った。 
 このグループはオーソドックスなロックバンド編成と異なって弦楽器奏者がいたり、皆で複数の楽器を担当していたりする。ライブ映像を見ると、打楽器を少しやるくらいで演奏はあまりせずにあばれまわっているのがステージ上の動きの主体となっている人がいたりして、そういうわけのわからないものを身内にとどめる包容力がこのバンドのユニークさをあらわしているように感じた。解散してもうしばらく経つ、日本のヘルマンH&ザ・ペースメーカーズというバンドにも、楽器を持たないウルフという人がいて、エネルギーが発露するアグレッシブなパフォーマンスを見せていた。そんな事を思い出したが、このウルフ氏はバンド解散後、横浜の辺りでまっとうなビジネスマンとなって活躍しているようだ。楽器を演奏しないパフォーマーを擁するという独特の包容力は、そのバンドに若さがあるから保ち得るのか、どうか。
 目当てだったアーケイドファイアの二枚目を見つけた後、プリティシングスの棚を見ているときに見つけたポーティスヘッドの”ダミー”も一緒に買って帰った。そんな夜だった。都電に乗る前に全然冷たくないオロナミンCを飲んだ。 
 帰宅して、一昨日洗濯機にかけたものを干し、台所の洗い物を片付けた。そう言えば、江古田のかぐらがなくなったと聞いた。どういうことだろう。閉店したのか、それともあそこらの店舗が取り壊しになったのか、正確なことは分からん。駅前の再開発と、何か関係がありそうだけど。今の生活とはほとんど無縁の店についての知らせではあったけれど、残念に思った。「かぐらの刺身は美味いぜ」という始まりの未完成の曲があるのだが、かぐらのなくなった今、何処へ向けたらいいのやら。

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