季節は何処へ行く

 前々回の休日にファミコンのカプセル戦記を長時間やったら目と頭が痛くなった。ひどい痛みだったので、さすがにゲームのやり過ぎは問題だと痛感し、それ以来やるのを控えている。そのかわりにゲームの動画を見る機会が増えた。カプセル戦記の動画は、古いソフトの割に数多くある。大半は自分と同じ程度の腕前の動画で、見ていて感心することもなく、むしろ「そこでそうすると上手くいかないよ」と歯痒さを感じるくらいだが、ごく一部ずば抜けて上手いのがあって、そうした動画は再生回数もずば抜けて多い。あんな風に上手くやれるといいな、と思いながら、あの上手さは幼時からの鍛錬の為せるわざだからそもそも蓄積されたものが異なるに違いない、と自分でも今この時に何を考えているんだと言うようなつまらぬことに色々と思い巡らしている。とにかく、上手い人は次元が違うのは事実だ。今そのような高みを目指すのは余り意味のあることではない、と思いながらも、何か試してみたいという意欲をそそられるほど多様な遊び方をこのソフトは備え持っているのだろう。職場にやって来る子どもたちは、スマートフォンのパズルゲームの話をしている。そんな昨今だ。昔のゲームをしながら、何か子どもの頃のことに触れようとしているのかも知れない。
 ところで、暖かくなって桜が咲いたと思ったら一転寒い日が続いている。雨がまたしばらく降って、冬はすっかり追いやられるのだ。昨日は、電柱と信号をつなぐ支えの細長い金具に鳥が三羽ふくらんでとまっているのを見た。寒さで丸くなっていてよく分からなかったが、街中にいるのは鳩くらいなもんだ。せっかく春になったのに、生きものには大変なことだ。

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