秋の日にバスは行く

 朝晩冷えてきて、昨日からついに帰宅して靴下を脱がなくなった。秋だ。
 夏に荷物を整理したときに布団も片付けたので、いまうちには薄い夏用のと真冬用の布団しかない。今まだタオルケット2枚で我慢しているが、心地よい眠りとは言えない。こんなので風邪をひいては仕方がない。体が冷えないようにしないといけない。
 先日、先輩から出産したという知らせが届いた。身近な人が家庭を持ち、家族が増えるというのは何とも実感がわかないことだが、ともかく人が大人になって新しい家族と暮らすということは、やはりすばらしいことだと思うし、心から応援したいと思う。
 子どもを持ち育てることが自分が子供だった昔とは違うような今の世の中だが、先日下町を通るバスの中でお年寄りが赤ん坊を連れたお母さんに席を譲ろうとやりとりする場面があった。お母さんは「立って抱えていた方が泣かないので」と丁寧に断っていたが、後で訊かれてそう答えていたまだ3ヵ月の赤ん坊はしばらくして泣きわめき始めた。その横の座席には、これまたまだ小さいお姉さんらしき子どもが座っていて、シートのみんくる(バスのキャラクター)の絵柄を観察していた。乗客のほとんどがお年寄りだったが、車内の静けさからは、何となくその母子を皆で見守っているような様子が感じられた。

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