梅雨明けして夏が来た

 有給を取って母と新幹線で九州へ向かい、墓参りをした。霊場には蜘蛛がたくさんいた。墓参りと掃除を終えるとタクシーに乗って高齢の祖母の見舞いに行った。寝たきりの日々だが、母が耳元に差し出したスマートフォンに「もしもし」と呼びかけ、ヘルパーさんの問いかけに前よりも楽しいと話し、以前よりも力強く僕の手を握っていた。モノレールの切符はQRコード読み取り式になっていた。
 日帰りで広島に戻ってから姉宅へおみやげと荷物を渡しに行き、マツダスタジアムで弁当を食べながら中日戦を観戦した。ほとんど見に行くことのない野球観戦で応援するカープが勝った試合はなかったが、この日はジョンソンの力投に打線が中々こたえられず歯がゆい場面もあったものの、9回裏の新井のホームランでサヨナラ勝ちし、スタンドを埋めた大勢の赤ヘルのファンが歓喜していた。
 翌日の午後、果物やコロッケを持たされてまた山間部の田舎町の自宅に戻った。梅雨明けした夏の日は夕方でもたまらない暑さで、しかし駅からは10分ほど歩かないといけない。日中は暑いが、今のところ冷房を付けたのは一度だけで、ベランダの窓を開けていると夜は暑さも気にならない。仕事で車に乗ることがあるからコーナリングも車線変更も下手くそだが何とか運転できるようになり、実家でも車を借りようとしたが車種が違うと慣れないから危ないと反対された。この頃は、何処へ行くわけでもないが車社会の環境に合わせて自分も車でも買って運転できるようにならんといかんかと思うようになっていたが、年とった親に運転してもらうばかりで、あらためてそんなことを考えた。実家のアップライトピアノを今住んでいる部屋に持って来たいが、その前に部屋の荷物をもう少し片付けないといけない。仕事しかない日々でも、暮らしを振り返るとやることがいろいろある。

160711火事のあった尾道の商店街

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