残暑の日に街を行く

 日曜日、寝坊することなく起きて支度をして、アイロンをかけたシャツを着て婚活のため新宿に向かった。
 数年前まで婚活は自分とは縁遠いことと思っていたが、ぼやっと過ごしているうちに紛れもない独身のおっさんになり、友人の結婚式にも刺激されて今年から婚活を開始した。引越しに伴って一時休止したので、本格的な活動はこの夏からという状況だ。
 婚活は①お見合い②仮交際③交際、といった風に手順が明確になっていて、最初の「お見合い」は単に顔合わせといったもので、ホテルのラウンジとかで会って1時間お茶などを飲んで喋る。お見合いを終えて次に会ってみたいか判断して、次のステップに続いていく(またはそこで終了となる)のだが、「お見合い」といっても仲人などの同席はない簡易的なものなので、幾らか演出として言葉が使われている感じはある。
 この日は新宿駅から少し歩いたところにあるホテルのカフェラウンジが「お見合い」の指定場所で、開店前からたくさんの人が並んでいた。中には自分と同じ婚活風の人が何人もいて、ちょっと驚くほどだった。同じ場所に婚活をしている人が集まるというのは関西で婚活を始めたころには見られなかった光景で、人の多い東京での婚活事情を目の当たりにした。
 さて、そんな婚活を終えて、蒸し暑い新宿の街をブラブラ歩き、片想いの新譜を買うため新宿のタワーレコードに行った。2000年代は購入するCDの多くが新宿店という熱心な新宿店ユーザーだったが、フロアの構成が大きく変わってから何となく使い勝手が変わってしまった感じがして足が遠のいてしまった。しかしその後東京を離れたことで、久しぶりに再訪するにあたってリニューアル前後の違いも気にすることなく楽しむことが出来た。最上階のレコードフロアでは、エスカレーターを上がってすぐの所に竹内まりやや日本のシティポップ盤が展開されていて、外国人観光客が面白がって見て行きそうな場になっていた。
 住んでいる街に戻ってスーパーで食材を買い、借りたまま読まなかった本を返却しに図書館に行き、翌日の昼飯用に買ったカレーを食べて台風に備えてベランダを少し片付けて寝た。休日はいつもまとまった時間をとってやろうとしていることがあるが、毎度手が付けられずに終わってしまう。それでもほんの少しだが積み重ねはある。生活のサイクルをうまく作っていきたいものだ。

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